地域連携薬局
「地域連携薬局」とは、
地域の医療機関(入院施設)や、他の医療提供施設(診療所、他の薬局、介護施設など)と連携し、
患者さまが安心して医療を受けられるよう、患者さまの「外来受診」は元より、「在宅医療」や「入院・退院時」においても、その患者さまの健康状態や服薬状況に関する情報を共有できる体制を整えている薬局で、「地域包括ケアシステム」においてその根幹としての役割を担います。
今現在、世の薬局に対して「かかりつけ薬局・薬剤師としての機能」の整備が求められていますが、
地域連携薬局は、その「かかりつけ機能のエキスパート」と言い換えることもできます。
この「地域連携薬局」の認定制度は、2021年8月から開始された制度で、厚生労働大臣が定めた一定の基準を満たしたとして、都道府県知事から認定を受けることでこの「地域連携薬局」を名乗ることができます。
地域連携薬局は、日常生活圏(=中学校区)あたりに1~2軒ほど設置されることが想定されており、各地域の薬局の中心的存在としての役割を担うことが期待されています。
現在、福岡県内にある薬局のうち「地域連携薬局」として認定を受けている薬局は 56軒(県内薬局の約1.9%、2022年2月現在)で、弊社所属の薬局では「ハート薬局(柳川店)」と「ハート薬局(筑後店)」が、南筑後エリア初の地域連携薬局として認定を受けることができました。
【「地域連携薬局」の主な特徴】
① どんな方でも安心して入店・相談ができる構造
車椅子の方などの入店や、店内での移動がしやすいよう段差や広さに考慮した構造になっています。
また、座って相談ができ、かつプライバシー等にも配慮した相談窓口があります。
② 在宅医療での様々なニーズに対応できる職員・設備の配置
地域包括ケアに関する研修等を受け、在宅医療に関する知識を有した薬剤師が在籍しているので、安心して在宅医療を受けられます。
また、点滴や注射液などの処方にも対応できるように、無菌調剤を実施できる設備も完備しております。
③ お薬に関する相談や、お薬の提供がいつでも実施できる体制
営業時間外でも電話相談を受けられる体制をとっています。
また、地域の他の薬局と連携するなどして、いつでも患者さまにお薬を提供できる体制を整えています。
④ 医療安全対策の実施
お薬の副作用に関する情報や、医療ミスなどに関する情報を収集・報告できるよう関連事業への登録を行い、常に安全に医療を提供できる体制を整えるとともに、地域の医療安全にも寄与してます。
⑤ 地域の他の医療提供施設等との連携体制
患者さまの服薬状況などを把握し、必要に応じて主治医や関連施設との情報共有を行っています。
また、お薬の適正使用のために必要な情報を医療機関等に提供し、適切な服薬治療を実施していただくための支援も行っています。
以上のように「地域連携薬局」は、地域住民の皆さまに安心・安全な医療を受けていただけるような体制を整えた、地域包括ケアシステムの主軸を担うことのできる薬局であるといえます。
地域包括ケアシステムに参画されている、もしくはこれから参画されるご予定の医療・介護関係施設さま、
そして、何かしら健康に関する不安やお悩みをお持ちの地域住民の皆さま、
ぜひ弊社所属の「地域連携薬局」であるハート薬局(柳川店)、ハート薬局(筑後店)をご活用ください。
※ユーウッド所属の他の薬局でも、地域連携薬局の認定を受けるべく鋭意準備を進めています。
ご用命やご相談は、
各店舗に直接ご連絡いただくか、
お問合せフォームよりお寄せください。
【ユーウッド所属薬局の県内配置】
「地域包括ケアシステム」構築へ向けたユーウッドの取り組み